鯛の子の煮物:おばあちゃんのレシピから
鯛の子はおめでたい料理
お正月のおせちには「鯛の子」の煮物を作ります。「鯛」の子ではなく、「スケトウダラ」の子です。関西だけかもしれませんが、すけこと呼ばずに、鯛の子という、呼び名で親しまれています。
もちろん、鯛の子もあります。なぜ、すけこをわざわざ鯛の子と呼ぶのでしょうか。おせちに入れるので、鯛の子と呼ぶ方がおめでたいからかもしれませんね。
とても簡単で、おいしいのでぜひ、皆さんのおせちに加えてあげてください。
材料(2人分)
- すけこ1腹
- 煮汁
- だし1カップ
- しょうゆ大さじ3
- みりん・砂糖・酒各大さじ1
- しょうが(せん切り)1かけ
- 水(すけこの下ごしらえ用)かぶるくらいの量
小ぶりだったので、1腹半です。約80g。
すけこの下ごしらえ
- すけこを水でやさしく洗い、ぬめりや黒いすじを取りのぞきます
- ひと腹を、真ん中から2つに分けて切ります
- 1本を5つほどに分けて切ります
- 端5mm程度残して、切り目を入れます
- すけこを湯通して、花を咲かせます
すけこの煮物の作り方
- 鍋に煮汁の材料と千切りをしたしょうがを入れます
- 火にかけて、煮立ったらすけこを加えます
- 弱火にして10分弱煮ます
- 器に盛ります
すけこは、まれに白い寄生虫がくっついていることがあるので、水できれいに洗いましょう。煮崩れしやすいので、丁寧に扱います。味が入るまで煮ます。
すけこは生のたらこ
スケトウダラという魚の卵巣が、すけこです。たらこは塩漬けした加工食品です。唐辛子を加えて、塩漬けしたものが辛子明太子です。加工したもののほうが馴染みがありますよね。
また精巣を白子と呼びますが、スケトウダラの白子よりもマダラの白子のほうが高価です。
鯛の子はおそらくもっと高価だと思います。
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すけこの煮物には、薄口しょうゆを使います。龍野の末廣醤油がいちばん好きです。
お正月の煮物には、ぜいたくに和三盆糖を使います。上品な味になりとてもおいしいです。
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さいごに
おせちに入れる子の煮物のご紹介でした。おばあちゃんが、お正月に大量に作ってくれていました。ちょうどよい味付けで、ついつい食べ過ぎてしまうんですよね。
このレシピの煮汁さえ覚えておくと、どんな子にでも応用ができるので、作ってみてください。
さいごまでお読みいただきましてありがとうございました。
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