たにまのひめゆり

暮らしの『レシピノート』

里芋の皮を少し残す:衣かつぎの作り方(レシピ)

里芋の美味しさをいちばん引き出すお料理

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食材の下ごしらえをして、調味料を手順にしたがって加え、手間をかけて調理する。そんなふうに作られたお料理はもちろんおいしいのは当然のことです。

しかし、素材の魅力をいちばんに引き出すという、和食の調理法の原点において、この里芋を単に蒸しただけの「衣かつぎ」というお料理は、まさに優れたものではないでしょうか。

素朴ながらに、うつくしい伝統料理は、たまりませんよね。

材料(2人分)

  • 里芋好きなだけ
  • 適量
  • 適量

下ごしらえ

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  1. 里芋は、たわしを使い泥を落としながら洗います
  2. キッチンペーパーで軽くふきます
  3. 里芋の底を切り落とします

蒸し器の中で里芋が倒れないように、底を切り落とします。

作り方

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  1. 蒸し器に水を入れて、里芋を並べます
  2. ふたをして、中火で15分蒸します
  3. 蒸し器から取り出し、里芋の下から1/3に切れ込みを入れ、上の部分をむきます
  4. 器に盛ります

平安時代からの伝統料理である衣かつぎについて

衣かつぎ(きぬかつぎ)は、里芋を皮のまま蒸していただくお料理です。

平安時代の女性の衣装である「かつぎ」に似ていることから、このような名前になったそうです。かつぎという衣装は、公家や武家の女性が、外出するときに頭の上にかぶっていた単(ひとえ)のことです。

里芋を使った他のお料理

>> 牛すね肉と里芋の煮込みの作り方

>> 金沢の郷土料理である治部煮の作り方

おすすめの調味料

今回、里芋にまぶしたお塩は、ゲランドのものです。やはりおいしいです。

しょうゆは龍野のものです。お気に入りです。

その他おすすめの調味料はこちらをご覧くださいね。

蒸し器にもなる圧力鍋

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10年以上前のことでしょうか。蒸し料理を作りたいと思い、蒸し器を手に入れました。いただいたカタログギフトから注文しました。とにかく大きくて、業務用みたいなもの。

ふたり家族で、そんなに蒸すお料理をひんぱんに作ることもなく、蒸し器を取り出すだけで、一苦労。だんだんと使う機会が少なくなってきました。

スペースもかなり取るし、引っ越しとともに、手放しました。

今は、蒸し器は、圧力鍋を利用しています。

圧力鍋には、付属品に、「蒸し目皿」というものがついています。鍋に水をはって、この皿を入れます。そしてその上に、蒸したい食材や器を入れて、ふたをすると、蒸し器に早変わり!

これがけっこう使えます。里芋やジャガイモをふかすときや、蒸しパンを作るときなどにも活躍してくれます。

こちらは、高級圧力鍋で、スタイリッシュなデザインが人気のフィスラー社のものの蒸し器です。

さいごに

里芋の蒸したお料理「衣かつぎ」のご紹介でした。里芋は秋くらいから旬を迎えます。まず、さいしょに蒸し料理を楽しんでみてください。おいしいです。

さいごまでお読みくださいましてありがとうございました。