たにまのひめゆり

暮らしの『レシピノート』

【骨格診断】ボーダーカットソー:セントジェームス?オーシバル?それともルミノア?

ボーダーTシャツは定番アイテム

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バスクシャツとは

ボーダーカットソーは、バスクシャツともいわれています。北スペインで、南フランスとの国境に近いバスク地方で生まれました。

海に面した場所で、そこで働く漁師さんの仕事着として作られたため、とても丈夫なカットソーです。

バスク地方の北側は、北大西洋の一部であるビスケー湾に面しています。イベリア半島の北岸からフランス西岸に広がり、とてもうつくしい場所です。

皆さんが愛用されている3大ブランドは、このバスクシャツをもとに、フランスのメーカーが作り、世界に広まりました。

フランス創業のバスクシャツ

セントジェームス

フランス北部にあるノルマンディー地方のセントジェームス市で生まれたブランドです。

セントジェームスは、とても人気のあるブランドですよね。しっかりとした丈夫なコットンボーダーシャツ。洗うと多少縮み、目がぎゅっと詰まり、より丈夫になります。

ネームタグは、世界遺産であるモンサンミッシェルをモチーフにしています。

定番である「ウエッソン」。

またピカソが愛用したといわれている形「ナヴァル」があります。

その他にも、「ナヴァル2」や「メリディアン」など、ユニセックスのもの、メンズのもの、レディースのものとたくさんのモデルが出ています

オーシバル

スイスとイタリアの国境に近い、フランスの小さな街、リヨンで生まれたブランドです。ネームタグにハチが描かれており、とてもキュートです。

オーシバルは、フランス海軍の制服として採用されていました。経編(たてあみ)で編み上げていくので、編地が安定しています。とても丈夫な生地です。

定番のモデルは、セントジェームスと比べると、細身でボートネックがより広く開いています。

ただ、今、数えきれないほどのモデルが出ています。バスクシャツと書いてあると、かなりの割合で厚地のものですが、薄いカットソーやシャツなど様々なものが展開されています。

ルミノア

フランスのブルターニュ地方のロリアンで生まれたブランドです。

セントジェームスやオーシバルほど、知名度はありませんが、本国フランスではとても有名です。オーシバルと同じく、フランス海軍の制服として採用されたことがあります。自社工場で、生産から製縫まで行い、品質の高さに定評があります。

セントジェームスより、身幅にゆとりがあり、またオーシバルほど、ボートネックの横の開きが広くありません。

ライセンス生産

3つのブランドの特徴をご紹介しましたが、最近では直輸入をして販売されるだけでなく、ライセンス契約をしている日本のメーカーが増えています。

サイズの展開や形なども様々で、日本人の体形にあったものが売られています。

オーシバルはセントジェームスより細身であるとは申しましたが、オーバーサイズのものや、クールネックのものも出ています。

こうなると、ブランドイメージやネームタグ、そのシーズンの流行りで選ぶことができます。

フランス工場で作られた、直輸入のものを手に入れたいときは、よく調べてお買い求めくださいね。

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骨格診断ナチュラルの似合うボーダーカットソー

ボーダーの選び方

ボーダーカットソーがいちばん素敵に着こなせるのが、ナチュラルタイプです。どのブランドもお似合いになると思います。

ポイントとしては、薄手のモデルもいろいろありますので、それは避けたいところです。

  地厚のもの

  着丈の長いもの

  オーバーサイズ

  ボートネック/クルーネック

バスクシャツは、洗濯をすると多少縮むので、いつものサイズより一つ上のサイズを購入してください。

セントジェームス

セントジェームスはナヴァルよりも、ウエッソンをおすすめします。こちらはボートネックです。

オーシバル

オーシバルは柔らかいコットン素材のものがよく見られるので、厚手のコットンロードを選んでくださいね。定番のバスクシャツです。

オーバーサイズはナチュラルタイプが得意とする形です。

ルミノア

ルミノアのバスクシャツです。オーバーサイズはナチュラルタイプの方にお似合いになります。

骨格診断ウェーブの似合うボーダーカットソー

ボーダーの選び方

ウェーブタイプの方は、なるべく薄手のもので、ピッチはなるべく細いものを選ぶようにします。ウエストインすると、うまくバランスをとることができるので、着丈はあまり気にされなくてもよいかと思います。ボーダーカットソーは、ユニセックスのものが多いので、レディース用のものをお選びいただくとより体になじみます。

  薄手の柔らかいもの

  着丈の短いもの(ウエストインをするのであれば着丈は関係ありません)

  7分袖

  ジャストーサイズ

  ボートネック/クルーネック

最近は、バスクシャツ本来の厚地のものではなく、薄手のものをよく見かけます。透け感のあるものをお選びくださいね。

セントジェームス

ウエッソンよりも、カットソー感覚で薄地のマンキエモダンをお選びください。こちらはユニセックスで、ボートネックです。着丈が長いので、クロップド丈のパンツと合せます。

女性用のものなので、女性らしいやわらかい印象を与えるボーダーカットソーです。バスクシャツのイメージからは遠くなりますが、ウェーブタイプの方にお似合いになります。

オーシバル

オーシバルのラッセルは、やわらかい素材で、ウェーブタイプの方はこちらをお選びくださいね。

ルミノア

ルミノアはバスクシャツではなく、カットソーをお選びくださいね。柔らかい生地なのでお似合いになります。

骨格診断ストレートの似合うボーダーカットソー

ボーダーの選び方

ストレートタイプは、ボートネックが似合わないわけではありませんが、首の詰まったものはNGです。しかし大きく開いたものであれば、お似合いになります。メーカーやシーズンによって形が多少変わってくるので、たくさん試着してみてくださいね。

  コットン100%で上質のもの

  ジャストサイズ

  厚地

  大きめに開いたボートネック

3大バスクシャツメーカーで、ルミノアが、いちばんネックラインが大きく開いているので、おすすめです。

セントジェームス

ストレートタイプの方はウエッソンではなく、ナヴァルをおすすめします。厚地でしっかりとしているものがお似合いになります。着丈が長く、きれいめなパンツに合わせます。

オーシバル

オーシバルは、ナチュラルタイプと同じ、厚手のコットンロードを選んでくださいね。色はコントラストの強いものを

ルミノア

セントジェームスやオーシバルよりも、ルミノアのボートネックは、首のあたりに多少余裕があります。おすすめです。

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その他のブランド:ルトロア

ニットやコットンのコレクションを展開しているブランドです。

フランスのシャンパーニュ地方のカットソーブランドで、2009年にデビューしました。とても着心地のよい上品なものばかりです。ネットではあまり出回っていないので、セレクトショップなどにお問い合わせくださいね。

ナチュラルタイプの方にはこちらのローゲージのセーターがお似合いに。

さいごに

ボーダーカットソー3大ブランドのご紹介でした。

以前は直輸入しての販売のみでしたが、最近では、日本のメーカーが生産をしていることもあります。

それぞれのブランドの生地や製縫の仕方での区別より、ブランドイメージで購入される方が多いような気がします。

ボートネックの苦手な方にとって、いろんなパターンがあることはよいことでもあると思うので、この機会にボーダーをコーディネートに取り入れてみませんか。

さいごまでご覧いただきましてありがとうございました。

おまけ:関連書籍

  服の断捨離

この二冊は写真つきのコーディネートの本ではなく、読みものです。いちばん最初に読んでいただきたい本です。お洋服に対する思いが変わるはずです。

  コーディネートの実例の本

無印良品やユニクロを組み合わせながらのコーディネートはとても参考になります。かなりの種類のコーディネート例があるので、見ごたえがあります。

この二冊は、少ない数のお洋服でいかにうまくコーディネートをするかのテクニックが書かれていて、シンプリストさんにおすすめです。

最近のお気に入り 

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この組み合わせいいなと思うものがたくさんあります。かなりヒントを頂いています。すごくおしゃれです。

  骨格診断についての本

『一生使える服選び』の著書である森本のり子さんが書かれた本で、イラストつきでとても分かりやすく、骨格診断についてお知りになりたい方はこれがおすすめです。

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