おばあちゃんのレシピノート:松風焼き
卵焼き器でかんたんにできる!
お正月のおせちに入っている松風焼きですが、かんたんなので、ふだんからよく作ります。本格的なものではないのですが、よかったら作ってみてください。
材料(2人分)
- 鶏ひき肉50g
- にんじん1/2本
- ピーマン1個
- 生しいたけ1個
- 卵3個
- しょうゆ小さじ1
- 塩・コショウ適量
- けしの実適宜
下ごしらえ
- にんじんとピーマン、生しいたけは、みじん切りにします
- ボウルに、卵を割り、溶きます
作り方
- フライパンを熱し、油を入れて、鶏ひき肉とみじん切りをしたにんじん、ピーマン、生しいたけを入れて、炒めます
- 塩・コショウをして味付けをします
- 溶き卵の中に、炒めたものを入れて、しょうゆを加えます
- 卵焼き器を熱し、油を多めに入れて、具を混ぜた溶き卵を流し入れます
- 弱火にして、アルミホイルをかぶせ、10分ほど焼きます
- お好みでけしの実をかけます
- まな板に取り出して、切り分け、器に盛ります
卵が焦げつかないように、ときどき様子をみます。少し粗熱がとれてから、包丁で切り分けてください。
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松風焼きの由来
松風焼きの「松風」とは、能楽作品の「松風」のことです。源氏物語の光源氏のモデルのひとりとされる在原行平という貴公子がいました。彼は理由は定かではありませんが、謹慎の身として須磨に流されました。その時に出逢ったのが、うつくしい海女の松風、村雨姉妹です。しかし身分違いのため、恋が実ることはありませんでした。行平が都に呼び戻されると、松風は狂乱します。彼のかえりをひたすら待ち続けるせつない恋物語です。
本来の松風焼きは、表面をけしの実や青海苔で飾ります。しかし裏には飾りません。さみしい恋物語「松風」から来ているのですが、このように「裏がない」「正直」という意味から、お正月の縁起のよい料理として定着しました。
その他のおせち料理
おせち料理には巻物が多く入っています。巻物は、知性を願う縁起物とされています。お弁当にも詰めやすい形ですよね。
さいごに
おせち料理に入っている松風焼きのご紹介でした。
卵焼きにひき肉や野菜を加えるだけなので、作り置きやお弁当に適しているお料理だと思います。
よかったら試してみてくださいね。
にんじんやピーマンが苦手なお子さまも、召し上がることができますように。
さいごまでお読みくださいましてありがとうございました。